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W.B.イェイツ版画展『歓喜への孤独な衝動』オープニング・レセプションの開催

2017.5.19

5月10日、アン・バリントン駐日アイルランド大使と本学澤学長との協力により、W.B.イェイツ版画展『歓喜への孤独な衝動』のオープニング・レセプションが開催されました。

同展は、日本とアイルランドの外交関係樹立60周年を記念して、アイルランドの国民的詩人・劇作家であり、ノーベル賞受賞者でもあるウィリアム・バトラー・イェイツの生誕150周年記念世界巡回展『歓喜への孤独な衝動』を日本で開催するものです。

バリントン大使より宮田前学長・澤現学長に寄せられた協力要請に応えて、ミヒャエル・W・シュナイダー美術学部准教授が中心となって準備が進められた本巡回展の開催は、美術学部版画研究室主催の「ずれた/国際現代版画展&シンポジウム」との同時開催の形で実現しました。

5月11日(木)から28日(日)まで、会場となる本学上野校地大学美術館陳列館では、イェイツの作品に着想を得た31名のアイルランドに縁の深いアーティストによる版画、写真、散文と、本学美術学部版画研究室の学生・教員とアーティストのリチャード・ゴーマン氏、エド・ミリアーノ氏が参加した版画集「YEATS Print Collection」が展示されています。

〇バリントン大使来学 http://global.geidai.ac.jp/reports/067/)
〇「歓喜への孤独な衝動 / W.B.イェイツ版画展」https://hanga.tokyo/wbyeats_jp/
〇「ずれた / 国際現代版画展&シンポジウム」https://hanga.tokyo/zureta_jp/

レセプションに先立って開催された内覧会では、バリントン大使と澤学長、そして来賓の方々が参加アーティストによる説明に耳を傾けながら、出品作品を一点一点鑑賞されました。

各国大使らを来賓としてお迎えしたレセプションは、アイリッシュフルート奏者の豊田耕三氏と本学ケルト音楽研究部による、華やかなケルト音楽の演奏で幕を開けました。

開会挨拶の中で、バリントン大使は展覧会開催への謝辞に続いて日本とアイルランドの外交関係樹立以前の文学的・芸術的つながりに触れ、「次世代のアーティストたちもまた、地理的な距離を超えて、過去の作品や互いの作品から影響を与え合っていくことを私は願っております」と期待を述べられました。

澤学長は、今回の二つの展覧会の同時開催のために日本とアイルランドで多くの人々が長期にわたり尽力されたことに対する感謝の言葉に続いて、「今後、日本とアイルランドの音楽・美術・文学などの芸術がますます発展すること、そして本展覧会が多くの皆様の心に残ることを願っています」と述べるとともに、その想いをヴァイオリンに託して、アイルランド民謡「ロンドンデリーの歌」を奏でました。

詩と散文と版画と写真と音楽と、多様な芸術に触れつつ、アイルランドとの日本の交流の一層の活性化に想いを巡らせる、総合芸術大学である東京藝術大学ならではのひとときとなりました。