PAGE TOP

ウォルター・マッシー シカゴ美術館附属美術大学顧問による澤学長への表敬訪問

2017.5.29

5月22日(月)、本学美術学部の協定校、シカゴ美術館附属美術大学(SAIC)の顧問で元学長のウォルター・マッシー氏が澤学長を表敬訪問されました。

本学は、2016年4月に大学院美術研究科にグローバルアートプラクティス(GAP)専攻を新設し、芸術教育をリードする海外の連携校と国際共同カリキュラムを実施しています。SAICはその連携校の一つであり、昨年度は、両校の学生が東京とシカゴで共同調査・制作を行い、その成果発表としてSAICのギャラリーで作品を展示するという形で共同授業を実施しました。マッシー氏と澤学長は互いのこれまでの協力関係に感謝するとともに、今後も連携を進めていくことを確認し合いました。

また、澤学長は、昨年12月にシカゴで開催された吹奏楽界最大のイベント、「ミッドウェストクリニック2016」への参加に合わせてSAICを訪問した折に、創立150周年を迎えたSAICのファンドレイジングの成功が話題になったことに触れ、今年で130周年を迎える本学もSAICの経験に大いに学びたいと述べると、日米の文化的・制度的背景の違いを踏まえつつ、双方の大学運営に係る予算や資金運用について活発な情報交換が行われました。

さらに、芸術分野の学生数の動向に関してマッシー氏から質問が寄せられると、少子化や就職難等の影響で学生数が減少する中、本学では、2014年より、将来音楽家を目指す全国の子ども達を対象とした「早期教育プロジェクト」に取り組んでいることが紹介されました。また、同席した美術学部長の日比野教授からは、芸術教育と福祉分野を結びつける新たな取組として、アーティストとのコラボレーションにより、高齢者や障がいをもつ方のより積極的な社会参画を促す試みを行っていることが紹介されました。

学長室での懇談の後、マッシー氏は、本学 Arts & Science LAB.で現在開催中の「Study of BABEL」展を見学されました。本展は、東京都美術館で開催中のボイマンス美術館所蔵ブリューゲル「バベルの塔」展(本学COI拠点特別協力)に合わせ、関連企画として開催されています(協力:ボイマンス美術館、東京都美術館、朝日新聞社、オランダ芸術科学保存協会(NICAS)、デルフト工科大学、 株式会社映像センター)。クローン文化財という高精細複製画の制作、拡大、動画化、立体化、音楽との融合など、一枚の絵画を様々な形に変化させ、複眼的視点で作品に迫る新しい展示の形を提示する本学の挑戦に、マッシー氏は感嘆し、賞賛の言葉を述べられました。

東京藝術大学は、今後も海外の協定校等と連携しながら、様々な国際的教育プログラムや研究プロジェクトを推進していきます。