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アントレプレヌール支援:邦楽科におけるグローバル・キャリア展開

2017.6.23

基本情報

研修者:学部および邦楽専攻
研修先:ロシア(モスクワ、サンクトペテルスブルク)
研修期間:2016年10月25日~11月6日

海外研修の成果

本事業は、グローバル・キャリア展開という視座をもち、これから海外でも自主企画の実現をめざす邦楽専攻の若手アーティストに、渡航手続きからイベント実施にいたるまでの工程の試行を支援するものです。今回は本事業の3回目であり、2出演グループ+予備調査グループの計3グループによる13イベントという規模へと発展しました。また過去2回の事業ではモスクワ音楽院のみでのイベントでしたが、今回はこの他、サンクト・ペテルブルグ(以下SPb)音楽院、SPb国際交流協会、在SPb日本国総領事館、オフィス・プロペラント(SPb)、SPb文化大学とも協同し、演奏会以外にも、ワークショップ&コンサート、シンポジウムでのレクチャー、現地実技専攻生たちとの交流会など、各種イベントに関わりました。

いずれのイベントも滞りなく実施され、現地関係者ならびに聴衆の皆さまに大いに喜んでいただくことができました。今回、こうして新たな機関ともより良い協力関係を築き、成功裏にイベントを実施できたのは、過去2回の事業の実績が大きいといえます。またおそらく今回の事業実績をもとに、さらなる展開も期待できることでしょう。


 
 
参加メンバーの中には今回で3回目の渡航となる修了者が2名いましたが、両名とも現地では優れた適応力を発揮し、初出演・初参加のメンバーを的確にアシストしていました。このように経験者が後進を育てる枠組みを模索しながら、事業を継続する必要性や意義もあらためて感じられました。

連日イベントが続くハード・スケジュールではありましたが、一連の自主企画イベントを実現できた若手アーティストたちは大いに輝き、聴衆の反応に対して全身でコミュニケーションを図り、邦楽演奏・伝承の喜びに満ちているように映りました。黒子として舞台をサポートした予備調査グループのメンバーも、間近で出演者たちの活き活きとした姿を目の当たりにし、次は自分がと意志を固め、大いに鼓舞されていたようでした。

イベント終了後には、各機関から「またぜひ実施してほしい」という有難いお言葉をいただきました。一部の機関からは来年度プロジェクトの具体的なオファーも受けました。モスクワ音楽院からは3回目にして初めて、次年度プロジェクトに向けた助成の申し出をいただきました。これらは出演した邦楽若手アーティストの演奏が勝ち取った信頼だと思われます。こうした場が今後も毎年少しずつ拓かれ、本学の邦楽若手アーティストが継続して海外でも発信していけることを願っています。