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日中韓文化芸術教育フォーラム2017

2018.2.14

平成29年11月3日、京都美術工芸大学において「日中韓文化芸術教育フォーラム2017」が開催されました。このフォーラムは、文化芸術教育を軸に日中韓3か国の相互理解を深めることを目的としています。今年は「3国の国際共同制作の現場から ~文化芸術交流の課題と将来~」をテーマに行われました。

第1セッションでは、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻と中国伝媒大学・韓国芸術総合学校がともに実施している共同制作プロジェクト「Co-work」について発表がありました。Co-workでは日中韓の学生混成チームが約十日間に及ぶ共同合宿で短編アニメーション作品を完成させます。平成22年に韓国で始まり、その後は日中韓のいずれかの国で毎年開催され、今年度で8度目を迎えました。

同フォーラムでは、平成29年度Co-workで作られた作品を上映するとともに、日中韓それぞれから参加学生も登壇し、体験談や感想などを発表しました。通常アニメーションの学生作品は一人で作られることが多いなかで、共同制作ではチーム内のコミュニケーションが最重要となるため、共通言語のない戸惑いは全員にあったようです。しかし、それぞれの文化背景やスキルが違うからこそ、相手を理解しようとする意識が高まり、技術の向上や視野の拡大につながったとの意見も聞かれました。

また、3国の教員からは、Co-workの効果や今後の展望についての発言がありました。各国のアニメーション環境が違うなかで、Co-workのような試みはアニメーションの世界状況を知るのに最適であること、それに伴い制作メソッドの共有が可能になることもさることながら、教員の教育・批評技術の向上にもつながること、そして、これを機に生まれた学生間の国際ネットワークが将来いかに有用となるかなどの意見が挙がりました。

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