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講座Classes by the Global Support Center

トークシリーズ|グローバルな視点で芸術・文化を考えるTalk Series|Global Perspectives on Art and Culture

現代社会において、アーティストや研究者が芸術や文化をより幅広い対象に向けて発信するためには、自らの活動や作品を日本国内の文脈だけでなくグローバルな視点で見ることが重要です。
グローバルサポートセンターが主催するこのトークシリーズでは、日本の社会や文化について諸外国との比較分析を行う研究者や、芸大で学んだ芸術に立脚してグローバルに活動するアーティストに、国際的な活躍を目指すアーティストや研究者が身につけるべき思考についてお話しいただきます。アーティストのインタビュー(動画を本ページで公開)と勉強会(対面またはzoomで実施)の2種類のトークを発信していく予定です。

グローバルに活躍する卒業生インタビュー

東京藝術大学に在籍中の若手アーティストや研究者がグローバルに活躍する先輩アーティストへインタビューする動画を本ページ上で公開します。

第1回|渡辺尚洋氏(オーボエ/イングリッシュホルン奏者)

タイトル「世界の一員として演奏する」(2022年2月)
インタビュアー|森下響(大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻修士2年)

渡辺尚洋氏 経歴

東京芸術大学音楽学部を首席で卒業。芸大定期新卒業生紹介演奏会にて芸大フィルハーモニアと共演。同大大学院を中退しスイスに留学。チューリヒ音楽院及びヴィンタートゥーア音楽院修了。第7回管打楽器コンクール入選。第9回管打楽器コンクールにて第2位入賞。第3回国際オーボエコンクール・東京にて日本航空賞、1992年マルクノイキルヒェン国際コンクールにて奨励賞。1996年ローザンヌにてハンス・ショイブレ・コンクール第2位入賞。1997年よりノルトハウゼン歌劇場/ゾンダースハウゼン交響楽団の首席奏者を務めた後2003年よりブランデンブルク州立管弦楽団フランクフルトのソロ・イングリッシュホルン奏者となり現在に至る。

動画チャプター

0:02:26 吹奏楽部でのオーボエとの出会い
0:06:18 藝大在学中の海外経験とスイス留学のきっかけ
0:11:50 多言語国家スイスでの学生生活
0:19:35 自己アピールは演奏で
0:22:09 海外で演奏家として生計を立てること
0:31:13 日本人であることを意識する瞬間
0:35:05 世界の一員として演奏する
0:42:55 日本とヨーロッパのオーケストラの違い
0:49:30 声楽を始めて変わったこと
0:55:40 ノイエ・プロイズイッシェ・フィルハーモニー 立ち上げの経緯
1:01:53 オーケストラ運営で感じたメンタリティの違い
1:06:20 音楽を通した社会との接点作り
1:10:40 コロナ禍でのオーケストラの活動
1:17:31 配信と生演奏の両立
1:21:20 「グローバルな活動」とは
1:23:30 自分はグローバルなことをしていると信じる
1:27:20 選択肢が多い中でチャンスを掴むには
1:31:50 自分がしたい表現を持ち続ける

第2回|安田佐智種氏(アーティスト)

タイトル「都市とわたし、大都会NYを舞台に」(2022年2月)
インタビュアー|副島しのぶ(大学院映像研究科映像メディア学専攻博士後期課程1年)

安田佐智種氏 経歴

本学美術学部油画専攻卒業、同大学院美術研究科油画専攻修了。東京都出身。ニューヨーク在住。2021年秋からSocial Practice Queens に入学(産学官の共同プログラム)。芸術の社会的および公共の価値と可能性を探求することを目的にNYにてプロジェクトを展開している。2013年以降、福島県立博物館が事務局をつとめる「はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト」に参加し、取材に基づいた作品シリーズを制作。主な展覧会に、California Museum of Photography、Kingsborough Art Museum、Harold B. Lemmerman Gallery、Art Chicago、International Studio & Curation Program、Exit Art(米国)、21_21 Design Sight、セゾン現代美術館、国立新美術館、福島県立美術館、車屋美術館、Seoul Arts Center(韓国)、 IT Park Gallery(台湾)など多数。

動画チャプター

・00:00:20〜最近の活動
・00:04:38〜 UpCycle UpLift プロジェクト
・00:08:50〜 日本とアメリカの人々の性質の違い
・00:11:55〜 海外に出ようと思ったきっかけ
・00:15:30〜 自ら足を運んで情報収集
・00:23:38〜 留学の足がかり
・00:24:50〜 現地でのコミュニティーの形成
・00:33:45〜 NYの美術大学で求められること
・00:38:22〜 キャリアを積んだ今、再び大学院で学ぶ理由
・00:45:21〜 NYの大学院での様子
・00:47:10〜 国籍のアイデンティティーを感じる瞬間
・00:49:17〜 NYの学生の国籍の割合
・00:51:17〜アート界におけるアジア人の女性
・00:55:18〜 助成金について
・00:58:47〜 海外で安定した生活を送る
・01:00:32〜 家族と作家活動
・01:02:07〜 女性として活動する上での障壁
・01:09:05〜 海外生活での危機管理
・01:12:53〜 アメリカの助成金制度
・01:17:38〜 現地で学ぶ意味
・01:21:04〜 これから海外に行く学生へのアドバイス

研究者をお招きしての勉強会

第1回 オンライン勉強会「グローバル時代の日本を考える:日本的であることの意味」

第1回は、“現代日本研究”という切り口で、世界の研究者とともにさまざまな分野の課題解決に取り組む東京大学現代日本研究センター長の白波瀬佐和子先生にお話しいただきます。そもそも「グローバルな視点で考える」とはどういうことなのか? 多様な価値観に触れ自らを相対化することで、見えてくるものとは?など、我々の土台である現代日本について考えます。

日時|2022年2月4日(金)18:00〜19:30 (Zoom)終了
対象|本学のすべての教職員、学生
参加方法|2月4日正午までに、学内メールでお知らせした申込フォームからお申し込みください。
登録されたメールアドレス宛に、開催日前日までにZoomリンクをお送りします。
講師|白波瀬佐和子氏

経歴

現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。2020年7月開設の「現代日本研究センター(TCJS)」のセンター長を務める。オックスフォード大学DPhil(社会学博士)。専門は社会学、特に、社会階層論、人口社会学、家族の変動と社会保障論、を主テーマに実証研究を進めてきた。最近の論文と書籍は、“Social Stratification Theory and Population Aging Reconsidered”(2021, Japan Journal of Social Sciences)と 『シリーズ 少子高齢社会の階層構造 1〜3』(2021年、監修、東京大学出版会)、がある。

東京大学現代日本研究センターとは

2020 年 7月、東京大学現代日本研究センター(TCJS)が、東京大学の全学組織の一つとして設立されました。本センターが目指すところは、現代日本を構成する諸制度、その諸制度を支える価値や文化、日本を超えて存在する様々な問題の様相を明らかにするため、人文学・社会科学分野や理系分野との新たな融合分野との連携、交流を促すプラットフォームを形成し、国内外に向けた発信の支援・促進です。
日本は課題先進国です。特定の国、地域を超えて存在する諸問題のエッセンスがあり、国際比較の観点からも、国内外から異なる専門領域の研究者たちが集い関わることの意味は大きいと思います。日本に関連する広範囲な研究分野からのアプローチを歓迎し、挑戦的な研究を支援し、次世代育成にも注力します。また、テーマとして、「21世紀の日本政治」「東アジアにおける人口と不平等」「日本のジェンダー」を立ち上げ、日本書籍を海外に照会するブックトークの会も4月から開始予定です。https://tcjs.u-tokyo.ac.jp</a

 

問合せ|東京藝術大学グローバルサポートセンター globalsupport@ml.geidai.ac.jp

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